【インセプション】

【あらすじ】

コブは相手が夢を見ている間にその潜在意識に潜り、アイディアを盗む事が出来る優秀な企業スパイでした。そんなコブの元にある日、“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能な仕事が依頼されます。




【感想(ネタバレあり)】

タイタニックなどの大ヒット映画に出たレオナルド・ディカプリオと、日本人の渡辺謙が出演した事で結構当時は話題になってた気がします!

一度映画館で観ていたのですが、最近ふと観たくなって借りてみました!

内容は結構複雑で、相手の夢の中、何層も深く潜り本人すら気づかれぬよう、むしろ自分で思いついたかのように意識を操作し、「アイディア」を植え付ける事が任務となっていきます。

発想がとても面白く、確かに夢の中ってなんでも出来るし、夜寝ていていつ夢に入ったか、それが夢かって目が醒めるまで分からないですよね!

主人公は自分の子供たちに会いたいがために危険な仕事を受け、仲間を集めて任務を遂行していくんですが。。。

とにかくスケールが大きいです。街中を電車が入ったかと思えば、あるシーンでは雪山を歩く。夢の中という話だからこそできる壮大な話の展開ですね!

最後、主人公が自分のいる世界が夢か現実か分かるようにするために駒?を回しましたが、回り始めた所で映画は終わってしまいました...。

彼のいる世界が現実で、子供たちに会えたんだと思いたいですね!

【グレイテスト・ショーマン】

【あらすじ】

P・T・バーナムは幼い頃からの夢であるショーマンを目指し、妻と娘達の協力を得て、ゴージャスなショーを作ろうとする。様々な特技を持つ仲間たちと苦難を乗り越え、アメリカ各地でショーを開催する!




【感想(ネタバレあり)】

ミュージカル映画であり、さらに主演は「レ・ミゼラブル」でも感動的な歌声を披露したヒュー・ジャックマンです!さすがといいますか、演技力といい、歌唱力といい本当に完璧です!!

ストーリーとしてはよくある?とは言ってはいけないかもしれませんが😅

主人公が夢に向かって仲間を集めて色んなことに挑戦し、途中妨害や己の傲慢さから仲間や家族から距離を置かれます。そして気づく仲間、家族の大切さ。我にかえった主人公は元どおりとはいきませんが、本当に喜んで欲しい人たちにためにショーを行う、というような物語です。

この映画においてはストーリーもですが、それぞれ登場人物の歌声がさらに素晴らしかったです。録音スタジオ?でヒュー・ジャックマンもキアラ・セトルの歌声に涙を流したそうです。曲だけを聞いていても、そのキャラクターの人生をかけたワンシーンが浮かんできます。

楽曲を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールさんのコンビは、この映画の製作チームに声をかけられた時はまだ無名の新人だったそうです。新人だろうが無名だろうが、素晴らしい才能に目をつけ、開花させる、そういうところはアメリカの本当にいいところですね!でなければこんな素晴らしい映画もできていませんでしたし!

何度見ても感動できる素晴らしい映画です!

【オリエンタル急行殺人事件】

【あらすじ】

アガサクリスティーの名作の映画化です。世界一の探偵であるエルキュールポアロは、フランス行きの寝台列車に乗っている間、富豪ラチェットに仕事を依頼されます。仕事を断ったその日の晩、ラチェットが遺体で発見されます。乗り合わせた乗客は13人。この中の誰が犯人なのでしょうか。




【感想(ネタバレあり)】

アガサクリスティーの名作の映画かという事で期待が大きかったですが、それを裏切らない作品でした。まず、細部まで作りこまれている雪や列車内など、一つ一つの場面がとても美しかったです。また、主演の方のイメーが紳士的で知的、ポアロにぴったりでした。驚いたのがまさかのジョニーデップが殺され役であった事です!彼は主演のイメージが強かったので、もしかしてこの後ジョニーが何かとんでも無いことをしでかすんじゃ!?と勘ぐってしまいました。笑

ストーリーにおいての真相は、何が正義で、何が悪かを判断できない事件でした。犯人のせいで大勢の人間が苦しみ、亡くなり、怒りをぶつける場所がない...。そんな中で彼らがとった行動が犯人の殺害、いわゆる復讐です。

当事者にしか分からない感情があり、ポアロも今回の事件に犯人はいなかった、という答えを出しています。確かに今回の事件、白か黒かはっきり答えを出す事ができないと思いました。人殺しが悪か正義かは時と場合によっては変わり、どちらとも言えない時がありますよね....。

でも、果たしてこのような結果で良かったのか!?彼らは幸せになれるのでしょうか?色んな思いが巡る映画でした😞

【キングスマン:ゴールデンサークル】

【あらすじ】

世界最強のスパイ機関「キングスマン」で働くエグジーはある日、謎の機関ゴールデンサークルにより本拠地を破壊され、大切な仲間も殺されてしまいます。生き残ったエグジーとマーリンでゴールデンサークルの行方を追います。そして突き止めたゴールデンサークルは、世界中の麻薬使用者を人質に恐ろしい陰謀を企てていました。




【感想(ネタバレあり)】

キングスマン1を見てなかったので内容についていけるかなと心配でしたが、1を見てなくても楽しめる内容でした。(所々1で起きた事などが2と繋がっているようでしたが。)

アクションシーンはテンポよく画面の動きが独特でした。スパイ映画という事でもっとシリアスな感じかと思いましたが、登場人物がすっごく真面目な顔してるのに「ええ!?笑」と言うような、クスッと笑ってしまうようなコメディ感もあってとても楽しめました。

なので物理的にありえないような事もコメディ感でありえるようなストーリーになっていたので見せ方がうまいなぁと感じました。

気になる点としては、あんなにドラッグ使用者がいるんだ!?という点と、確かにドラッグ使用が禁じられているのに何故か一方的に大統領が悪者になっている点でした。(私の理解力が足りなくて他にも原因があったのかもしれませんが...😅

確かに大勢の人間がドラッグにより死んでしまうのに何もせずはいかがなものかと思いますが、法を破って危険なドラッグに市民が手を出していたのも事実です。まあ、先に助けて、後で罰(逮捕)を与えるなどの方法もあるのではと思いましたが。ドラッグ使用者が被害者になっているような点が違和感を感じました。ドラッグって自分だけではなく、時として周りをトラブルに巻き込んでしまう可能性もありますしね...。

見た感じ、ドラッグが日常的に手に入りやすいもの、不安感や疲労感を軽減するためにドラッグに手を出してしまった人たちが大勢いるという現実がこのストーリーの中では表されているように感じました。


【女神の見えざる手】

【あらすじ】

大手ロビー会社にロビイストとして勤めていたエリザベスは、会社から銃の所持を支持する仕事を持ちかけられます。己の信念とは違うやり方の仕事を断り、銃の所持を反対する子会社に移籍して自らの信念に従って社会を相手に戦っていきます。
 
 
【感想(ネタバレあり)】
アメリカにおける政治がらみのお話で見る前は難しいかな?と思いましたが、最後まで飽きずに見ることができました。
周りから負け戦だと言われていた戦いに、仲間を利用してまで勝とうとする姿勢に恐ろしい人だと感じていましたが....。自分自身を武器にして仲間を欺き最後にとっておきの切り札を使って逆転した時は、つい「おお!」と手を叩いてしまいました。あれほどまでに何かに「勝とう」と思った事が私自身の人生であったでしょうか...😖
やり方も容赦ないですが、政治家たちの地位と名誉のために本当の意見が握りつぶされる、そう言ったアメリカの闇を払拭するためには非道にならなければならない事もあるのだと思いました。正論だけでは通じない事って世の中には沢山ありますもんね...。キャッチコピーである「毒で正す」という言葉がぴったり当てはまっていたと思います。

【ドクターストレンジ】

【あらすじ】
ドクターストレンジは天才外科医として周りから賞賛され、名を馳せていました。しかし、ある日交通事故にあい、両手に後遺症が残るほどの怪我を負ってしまいます。手術ができず、名誉、お金も失ってしまったドクターストレンジ。彼は再び神の手と称された両手を取り戻すため、カトマンズへ向かいます。



【感想(ネタバレあり)】
大大大好きなベネディクトさんの映画です!むしろなんでもっと早く見てなかったんだと!笑
名誉とお金社会的地位を持っているストレンジは傲慢になっており、それが原因で恋人とも別れています。
(ちなみにベネディクトさんはBBCのシャーロック役、恋人役のレイチェルさんは映画シャーロック・ホームズのアイリン・アドラー役!シャーロック繋がりのお二人の共演です!)
誰に対しても上から目線で、アイアンマンのトニースタークと似ている所があります。笑
強大な力を手に入れた主人公が世界を救うというお話ですが、魔術を使うシーンはどの方もとてもカッコいいですね。
最終ボスのドルマムゥがストレンジ対決するのですが、私個人的な意見としては、なんかしっくりこないといいますか...。あっけなかったというか、暗黒次元の王という存在なのにストレンジとの永遠繰り返す戦いに根負けした感じで...。
また、ああいった形のないボスとか悪者は姿形がよく分からないからこそ不安感、恐怖感が私の場合増すんですが、結構姿も分かりますし、よく喋ります。笑
強いて言うならボス感が弱かったかなぁという感じでした。
ですがストーリー自体はとても面白かったですし、世界が反転したりバトルシーンは迫力ものです!
これを見てストレンジ参戦のアベンジャーズ・インフィニティウォーを早く見たくなりました!

【シェイプ・オブ・ウォーター】

【あらすじ】
アメリカ合衆国が舞台の、1人の女性と不思議な生き物の純愛映画です。
政府の研究所の清掃員として務めるイライザはある日、研究所に連れてこられた不思議な生き物と出会います。言葉が無くても想いが通じ会う2人の物語です。


【感想(ネタバレあり)】
もう...。ここ最近ではどハマりした映画です。笑
2回映画館で観て、それでも足りなくてDVDを購入してしまいました!
初めはイライザの日常生活が描かれています。深夜勤務?なので、お風呂に入って、食事をして、靴を磨いて、お隣さんに食事を持って行って。
そんな日常が毎日が繰り返されているのだろうと感じました。
イライザは小さい頃に怪我をして声が出なくなってしまっています。
なので、イライザの清掃パートナーのゼルダとは会話というより、ゼルダが1人で話しているという感じでした。
そしてある日出会った“アマゾン奥地から連れてこられた神”とも言われる不思議な生き物と出会います。
私が感動したのは、イライザも、不思議な生き物である“彼”も、互いに一言も発していないのに、気持ちが痛いほど伝わってきたからです。2人は手話で想いを伝え合うこともするのですが、動き一つ、視線一つでここまで感情が分かるのかと感動しました。
また、この映画は“ティール”と呼ばれる青でも緑でもない不思議な色が数多く使用されています。
イライザ達清掃員の制服、彼の皮膚の色、上司の車の色などです。
他の人のレビューを見たときに「イライザの服に、彼と愛が深まるにつれポツポツと赤色が増えていっている」というのを見て、改めて映画を見直した時、確かに赤色の物が増えていってました!(これを見てさらに感動!)赤い靴、赤いヘアバンド、赤いコート。映画のポスターで水の中で抱き合うイライザは全身赤色の物を纏っています。
私が鈍いだけなので何度も観ないと気づかない点も多々ありますが😅
声が出ないからこそ体全体、色などで表現される感情に本当に震えました...!
初めの方に書いたゼルダとイライザの事も、一方的にしゃべているだけかと初めは思っていましたが、長い付き合いの2人、他の人からは一見分からない絆が出来ていたんだと感じました。バレたらクビになるかもしれないのにイライザを手助けしたり、恐ろしい上司に詰め寄られても決して口を割らなかったり。
言葉がなくても想いは通じ会い、信頼・愛が生まれる、そんな事が伝わってくる素晴らしい映画でした。